medbb’s blog

日々の中でなにかしらまとまった話をしたときの内容を忘れないように書き留めたページです

2017なら地域医療ワークショップにて

ワークショップの最後にご挨拶をさせていただいたときの発言の概要です。

 喋る前に頭の中を整理したメモをベースに少し文章っぽくしました。

当日は所々、脱線しながらでしたし、端折ったところもあるように思いますが、概ね喋れたと思います。

 1.本ワークショップ全般について 

 最初に院長先生が仰ったようにこのワークショップはこれまで約10年にわたり県が主催してこられたものを南奈良総合医療センター・奈良県へき地医療支援機構が引き継いだものです。

  主催者が変わったことは、色々な意味で地域医療の転換点を感じさせるものだったように感じています

  今回プレイヤーとしてではなく自由にテーブルを巡回できるポジションだったので、色々なグループでの議論の様子を見ることができ大変参考になりました。

参加させていただきありがとうございました。

以下に特にコメントしておきたいところのみ述べます。

 2.情報入手手段

   グループによって議論の仕方が異なり以下の3つの手法があったように思う
 ・その地域での経験に基づく情報を集積(村には一ヶ所しか信号がないなど)
 ・与えられた情報を丁寧に読み解き集積(パンフレット)
 ・ICT駆使
 これはファシリテータの影響も多かったり、与えられていた環境(ICT)の違いであった。なにやら「地域」医療を示しているように感じた。

 3.情報の解釈

  その村独特と思う話は本当に独特なのか?
 他にもそのような地域(例えば信号が一ヶ所)はあるわけで、地域医療を考えるには広く様々な地域に対して興味を持たなくてはならない。
自身の感覚と比較するのは危険な面もあるので慎重に(いわゆる先入観の話にならないように)

4.互助の話

 グループでのディスカッションは社会サービスと家族による助けを活用した話が多かったように思います。「互助」を含めて考えるのも良かったのではないでしょうか。
 その村で、どの程度の互助があるかは、非常に数値化が難しいところ。
 故に、日常をしる方々の肌感覚が重要で、村のイベントへの参加や日常からコミュニケーションをどれだけしているかがポイントに思います。

 ここにおられる医療従事者は適切な保健医療サービスを提供することで地域の住民の方から「ありがとう」と声をかけてもらえる関係だと思います。
 これからの保健医療は医療従事者の方が自然に住民に対して「ありがとう」と言いたくなる環境になればと思っております

5.参加いただいた看護学生さん発言できました?

  看護学生さんもグループワークで専門的な話が出てくると黙ってしまったり、思うように喋れなかったのではないでしょうか?でも勇気を振り絞って話をすると他の参加者はうなずいていたり感心されていたりだったように思います。どうだったでしょうか?

 将来はみなさんは今日一緒にグループワークを行っていた専門職の方のように地域医療を考える専門職者になられるわけですから、今日感じた気持ちを大切にとっておいてください。そして、どのようにしたらご本人やご家族、そして地域の住民からご意見をいただけるのかを考える良い経験になったと思います

6.地域という枠を飛び越えた地域

  実際に問題に直面された時に外部リソース(薬局)を上手に活用し解決されている話が出ていました。 

 地域医療でいう「地域」とはなにを指すのか、今後考えるべきポイントであると捉えています。

 途中でお見せしたスライド

setonet20160521-50.png(239086 byte)
地域と医療の統合に資する情報活用の考え方-不足の観点からみる医療2.10- より)
ghsjtakedas20170708-09.png(361654 byte)
地域包括と医療の妙な関係-不足の観点からみる医療2.20- より)